「高校生のうちに取れる資格は?」
「大学入試に役立つ資格ってどんなの?」
「受験で有利な資格なんてあるの?」
未来を考えてる高校生なら、資格の取得を目指してみよう!という人も多いでしょう。
でもいざ探していると、いったいどんな資格がいいのかで迷ったりしていませんか?
高校生でも取れる(受けられる)資格というのは意外とたくさんあるので、どこに気を付けて選ぶべきかのポイント、そして役立ちそうでそこまで難しくないモノをいくつか選んでみました。
高校生が取れる資格を選ぶときのポイントや注意点はココ!
大学でも使える資格を
現在高校生なら、次の目標が大学受験という人も多いでしょう。
どうせ資格を取るのであれば大学の受験に役立つもの、大学生活で使える資格を探してみるのはどうでしょう。
受験で使おうと考えるなら、語学系の資格から漢字、数学に関する資格というのは有名なものでもいくつかあります。
他にも直接的ではないものの、知識として役立つ資格なども。
(例えば地理系とか化学系の資格とか)
推薦入試やAO入試でのアピールになる場合も。
あと資格によってはバイトの面接などで有利になるものもあります。どうせ取るなら自己満足だけでなく実用的な方が絶対におすすめです。
どうせなら就職に役立つものを
どうせ受けるなら、将来的にも役に立つ資格の方がよくないですか?
それであれば就職活動を意識して選ぶ必要があります。
ただ高校生で「将来の仕事はコレ」と明確になってる人は少ないかもしれません。やりたい仕事が変わることもあるでしょうし。
そのため、あまりに専門的な資格を狙うよりも、就職に有利といわれる資格の中から汎用性のある、幅広く対応できる資格を選ぶというのも1つの手段になります。
評価する人が多い資格ですね。
ステップアップのための基礎になる資格を
あと高校生が資格を選ぶときのポイントとしては、最初から難しすぎる資格を受けないこと。
もちろん、「将来ある仕事をしたいのでこの資格が必要!」といった明確な目的がある場合は別です。
ただ、そこまでビジョンがないのであれば、簡単な資格から徐々にステップアップする方がいいかと。
「仕事のためにこの資格が必要」といった事であれば集中力も続くんですが、なかなか長期間のモチベーションを保つのは大変です。
それなら、まずは簡単なレベルのもので資格が取れる感覚をモチベーションに変えていく、といった方がいいんじゃないでしょうか。
1級から3級まである資格を3級から順々に取っていく感じ。
高校生でも取れる、それでいて簡単な資格7選
高校生にも受験資格があって、上に書いたようなポイントが当てはまっているかなぁ、と感じる比較的簡単な資格が次の7つ。
- 日商簿記検定
- 危険物取扱者
- TOEIC
- 英検
- マイクロソフトオフィススペシャリスト
- ITパスポート
- 色彩検定
このあたりはそこまで難しくもなく、知識が役に立ったり評価されたりとなかなか役に立つんじゃないかと。
それぞれどんな資格なのかについて簡単にまとめてます。詳しくはリンク先の記事もどうぞ。
また、さらに下の方には選んだ7つ以外に高校生の資格としてよく出てくるモノもまとめました。役に立つかどうか微妙なモノもありますが、趣味程度のモノも含めて参考にしてみてください。
日商簿記検定
画像引用:日商簿記検定 公式ページ
簿記とは、会社の財務や会計といったお金の流れに関する書類を作成(帳簿に記帳したり)する技術。
日本にはいくつか資格があるんですが1番メジャーなのが商工会議所が行ってる日商簿記検定です。
簿記検定に関しては、大学の推薦入試などで優遇される場合もあるので高校生には最適。
また3級だけでなく上の級にステップアップしておけば、就職でも役立つ資格といえます。
詳しくはこちらの記事もどうぞ
「【日商簿記検定】の資格って役立つ?使える仕事や試験の内容など!」
危険物取扱者
画像引用:危険物取扱者試験 公式ページ
危険物取扱者とは、法律で定められている危険物(石油や可燃性の固体など)を扱うために必要となる資格です。
この資格には、
- 甲種
- 乙種
- 丙種
とあります。
甲種には「大学で化学を勉強した人」みたいな受験資格がいくつかありますが、多くの人が受験している乙種、そして丙種では高校生でも受験できます。
受験に役立つかどうかは微妙なところもありますが、化学系の知識が身に付くのは間違いありません。(ちゃんと勉強すれば)
また有名なところでは、「ガソリンスタンドでのアルバイトに有利」という話ですかね。
詳しくはこちらの記事もどうぞ
「【危険物取扱者】の資格って役立つ?使える仕事や試験の内容など!」
TOEIC
画像引用:TOEIC 公式ページ
TOEICといえば英語の検定試験として有名で、高校生だと英検の方が受けている人は多いかもしれませんが、社会人ではより重視される場合が多いです。
とにかく現在での就職活動では必須とも言われる試験。
合格・不合格という判定ではないので(点数が出るだけ)、徐々に実力をつけて向上していく事でモチベーションも保ちやすいんじゃないでしょうか。
詳しくはこちらの記事もどうぞ
「【TOEIC L&R】って役立つ?使える仕事や試験の内容など!」
英検
画像引用:英語技能検定 公式ページ
英検というと、高校生にもとても馴染みの深い英語の知識を測る試験。
よくTOEICと比較されるんですが、社会人として参考とされるのは圧倒的にTOEICの方。点数(スコア)で判定されるので、比較しやすいというのもあるのでしょう。
ただ英語ができる人には、「読む、聞くだけじゃなく、書く、話すもある英検の方が実際には役に立つ」という意見も多いです。
個人的にもTOEICがなんであそこまでもてはやされるのかは疑問ですが。
間違いなく受験にも役立つしかくといえるんじゃないでしょうか。
詳しくはこちらの記事もどうぞ
マイクロソフトオフィススペシャリスト
マイクロソフトオフィススペシャリストとは、パソコンを使う上で必須のソフトである
- ワード
- エクセル
などのスキルをMicrosoft社が認定している検定試験です。
パソコンのスキルというのは間違いなく将来役に立つスキル。というか仕事をするなら必須です。
これだけで採用というほどではないものの、そこまで難しくなく評価も高い資格で高校生にもピッタリです。
詳しくはこちらの記事もどうぞ
「【マイクロソフトオフィススペシャリスト(MOS) 】の資格をもってたら役立つ?使える仕事や試験の内容など!」
ITパスポート
画像引用:ITパスポート 公式ページ
ITパスポートとは、社会人として備えておくべきIT(情報技術)に関する基礎的な知識についての理解を測るための国家資格です。
かなり基礎的な内容となるため、この資格だけでIT業界に、というのは難しいかもしれません。
しかしITに関しての知識を知る取っ掛かりとしては最適な資格で、高校生にも最適なんじゃないでしょうか。
もし興味がわいてさらに上位の資格を目指すなら、
とステップアップできます。
詳しくはこちらの記事もどうぞ
「【ITパスポート】の資格をもってたら役立つ?使える仕事や試験の内容など!」
色彩検定
画像引用:色彩検定公式サイト 公式サイト
色彩検定とは、名前の通り色(色彩)に関するさまざまな知識が問われる資格検定です。
これだけで就職できるといった資格ではないんですが、普段身のまわりに溢れている色に関しての知識というのは、
- アパレル
- インテリア
- 広告
- デザイン
など、さまざまな業界で役立たせることができ、利用価値の高い資格といえます。
「普段の服装や部屋のインテリアなどにもその知識が活かせる」という意見もあって、おしゃれに敏感な高校生にとってセンスある色選びができるようになるかも。
詳しくはこちらの記事もどうぞ
「【色彩検定】の資格は役に立つ?立たない?使える仕事や難易度など!」
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他にもある「高校生にも取れて役立つ!」かもしれない資格
もちろん高校生が取れる資格というだけでいうと、他にいくらでもあります。
実際に高校生活や受験、就職などに役立つかどうか微妙なのもありますが、どんな資格があるかを分野ごとに集めてみました。
国語系
日本漢字能力検定
「漢検」と呼ばれるこの検定は、その名の通り感じの能力を測る検定。1級から10級まであって準2級以上が高校生のレベルといったところ。
漢検自体が大学受験に活用している学校もあるみたいなので、高校生に役立つ資格といえるんじゃないでしょうか。
「漢検を評価・活用している大学検索」
日本語検定
日本語についていろんな角度から知識が問われる資格で、
- 漢字
- 表記
- 敬語
- 言葉の意味
- 語彙
- 文法
などの範囲に加えて文章問題なども合わせ総合的な内容となっています。
一部の大学では合否の参考にするところもあるようで、大学受験で役立つ場合も。
「日本語検定が評価される学校や企業」
小論文検定
この検定では、
- 論理的思考力
- 批判的思考力
- 提案説明力
などを見につける事が目的とされています。
小論文の内容に対してはかなりしっかりした個別の評価(添削)があるようで、受験などで小論文を必要としている高校生にとっては実用的な資格といえるんじゃないでしょうか。
数学系
実用数学技能検定
数学に対しての思考力や判断力、表現力などを測る検定。
1級から11級+ゴールドスター、シルバースターというクラスがありますが、高校生のレベルでいうと1~5級になり、試験が1次、2次試験とあります。
大学受験で評価の一部に用いてる大学もあるので、気になる人はどうぞ。
「入試優遇制度/数学検定・算数検定」
算数・数学思考力検定
算数や数学の中でも「思考力」特化した検定。
1級から10級まであるけど、なぜか現在は準2級までしか試験が実施されていないという謎の資格検定。
準2級が高校1年生程度のレベルとのことで、ギリギリ高校生にも役に立つかも、といった感じでしょうか。
上の数学検定と名前が似てますが、運営団体も違い別の検定となるので自分に必要な資格を選んでください。
暗算検定
日本珠算連盟が行ってる暗算検定。
将来就職で有利といった事はあまりないかもしれませんが、暗算が得意だと勉強はもちろん普段の生活や仕事の中で役立つ場面は多いので、面白い資格だと思います。
計算が速いと受験を控える高校生にとっては間違いなく有利だし。
統計検定
数学関係の資格のなかでも、ちょっと変わり種なのが「統計」に特化したこの検定。
統計に関する知識から、データの解析やそれらを応用する力が求められます。
高校生だからという部分は弱いかもしれませんが、ビッグデータの活用の重要性が高まってきている中で、統計学の知識を学べるなかなか良い資格なんじゃないでしょうか。
理科系
実用理科技能検定
名前の通り理科に関する知識が問われる検定。階級ごと(1~8級)を受験するSTEPと、とった点数によって階級が取得できるSCOREに分かれています。(ややこしい…)
1級から8級のうち高校生でいうと2級が高校基礎、1級が高校応用という位置づけになってます。
また1級、2級は物理、化学、生物、地学に分かれているので、より細かな評価を知ることができます。
生物分類技能検定
理科に関するよりマニアックな検定がコレ。動物、植物、水圏生物などの分類に関する知識が問われる検定です。
受験で役立つかというと分野がかなり偏っているので微妙な感じもしますが、興味がある人はぜひどうぞ。
ちなみに1級には受験資格がありますが、2級までは高校生はもちろん誰でも受験できます。
eco検定 (環境社会検定試験)
簡単に言ってしまえば環境問題に関する知識が問われる検定といえるでしょう。
直接受験に関係してくるといった事はないかもしれませんが、今後環境問題といえば大事でありながらも難しい問題であり、高校生の知識として知っておいて損はないでしょう。
天文宇宙検定
天文学の知識についての検定で1~4級にわかれています。
2級が高校生レベルの内容、1級になると理学部、工学部系の大学生のレベルとなっているので、自信がある人は1級を目指して勉強してみるのもいいんじゃないでしょうか。
社会系
歴史能力検定
授業で学ぶ内容を中心に、歴史に関する知識が求められる検定。
普段の学びのレベルを把握するのに利用できるとともに、一部の大学入試では評価や参考にされる所もあるようで、高校生が取るべき資格としてよく名前があがります。
地図地理検定
地図の読み方や地理についての理解力を試される資格。
レベルとしては「一般」と「専門」とがあり、専門の方では地図や地理のマニアの人を対象としているので、なかなかマニアックな資格といえそうです。
ただ高校生で極めていると話のネタにできたり、何かと面白いかもしれません。
一般常識
一般常識というとマナー系など本当にいろんな資格が世の中にはあります。
高校生の場合は学校の授業や受験勉強などの知識は多いんですが、ニュースなどを通した時事問題などが案外弱いという人も多いので、このあたりの知識を入れておくための資格を勉強するという手も。
入試試験の面接などで有利になったり、といった事は普通に考えられます。
もちろん新聞を毎日読んだりしたらいいんですが、資格の取得というモチベーションが高校生にはやる気につながると思うので。
日経TEST
日経TESTとは日本経済新聞社が実施している経済に関する知識が問われる試験。
まさに常識問題として知っておきたい内容が含まれるので、就活を控えた大学生が取るべき資格としてよく名前を聞きます。
ただ高校生くらいから経済に触れておくと視野がかなり広がるので、なかなか良い資格じゃないかと。
ニュース時事能力検定
ニュース時事能力検定とは、さまざまな分野のニュースの知識とそれらを読み解く力が試される資格。
高校生の中にはなかなかニュースに触れる機会が少ない人もいると思うので、こんな検定をきっかけにしてみるのもいいんじゃないでしょうか。
大学の入試試験で活用してる学校も多く、実用的な資格検定といえそうです。
「入試・就職試験での優遇」