「合格率が高い資格で、何かいいのはない?」
将来のために資格の取得は考えているけど、これといったのが思い付かないといった人で、資格を難易度や合格率だけで探している人いませんか?
もちろん受験するからには受からないといけないので、合格率が高めの試験を狙うのは1つの手です。
ただ合格率だけを見てると失敗するかも。
資格選びのポイントと、合格率が高めのおすすめ資格をいくつかあげてみました。
合格率だけで資格は選ばない!
合格率で資格を探していると、こんな時に困りますよ、っていうのをあげてみました。
合格率が高い資格は役立つモノが少ない!
そもそもの話ですが、合格率が高いということは、基本的に簡単な資格といえます。
つまり取りやすいということですね。良いことです。
ところが資格というのは役に立たないととった意味がありません。
役に立つというのは、
- 就職や転職で評価される
- 会社で評価され給与や役職に反映される
- 仕事に使える
といった事が考えられます。
評価される事が大切
上の2つに関しては、資格を取ったことが評価されるという意味で役立つわけですが、簡単な資格というのは誰でも取れるために、非常に評価されづらいんですね。
もちろん合格率が高くて評価される資格もあるんですがかなり少ないので、慎重に探す必要があります。
仕事に役立てばオッケー
ただ3つめに関していうと、いくら合格率が高く簡単だろうが、自分の仕事に役立つ知識やスキルが身に付くのなら、十分に役立つ資格といえます。
つまり何のために資格を取るのかを今一度考えて、目的にあった資格選びが大切だということです。
「合格率が高い=簡単」とは限らない!
また合格率が高いと簡単、と書きましたが、必ずしもそうとは言い切れません。
それは資格取得を目指している属性によって変わってくるので。
例えば
- とにかく有名で「持っていたら役立つ」と評判の資格で受験資格もなく多くの人が受ける資格
と、
- 専門的な内容で受験資格があり、特定の業種の人が仕事に必要となる資格
では、後者の方が合格率は高くなる場合が多いでしょう。資格を受ける人の真剣度が違うので。
ただ後者の方が簡単かというとそうでもないという事です。
分かりやすいのは医師になるための国家試験。
合格率は90%を超えていますが、当然簡単な訳がありません。医者を目指す頭のいい人が医大に多額のお金を使って、すごく勉強もして必死で受験するからです。
つまり簡単な試験を探したいからといって、合格率だけをあてにすると、失敗するかもしれないということ。受験した人の客観的な感想や勉強時間なども参考にしましょう。
年度によって幅がある場合も
あと合格率に関していうと、1度調べてみたらわかると思いますが年度によってけっこう幅がある資格もあります。
年によって10%以上違うなんてのも普通にあるので、前年だけを参考にするのではなく、わかるなら数年間見てみるといいでしょう。
どんどん難しく(易しく)なってる資格なんてのもあるし、流行りで受験者数が増えて合格率が下がってたり、なんて事も。
合格率が高めなのに役立つ資格7選!
マイクロソフトオフィススペシャリスト
マイクロソフトオフィススペシャリストとは、ワードやエクセルといったパソコンのソフトの知識を測る資格になります。
合格率について書いておきながら、実はこの資格の合格率は公開されていません。
が、ネットで見かけるモノでいうと70~80%ほどはあるのでは、といった意見が多いです。
もちろんパソコンの知識がまったくない状態からでは、勉強せずに受かるといった試験ではありませんが、難易度は低いと考えていいでしょう。
役に立つかどうかでいうと、この資格を持っていることで就職が決まる、なんて事はたぶんありませんが、基本的なPCスキルがあることの証明にはなるので、持っていることで有利に働くことも多いと思います。
詳しくはこちらの記事もどうぞ
「【マイクロソフトオフィススペシャリスト(MOS) 】の資格をもってたら役立つ?使える仕事や試験の内容など!」
FP技能士3級
画像引用:日本FP協会 公式ページ
FP(ファイナンシャルプランニング)技能士とは、税金や保険、年金、株式、不動産などお金や資産に関しての相談やアドバイスを行うためのスキルが身に付く資格です。
合格率は3級で70%以上という年も。
国家資格なんですが、3級であれば難易度は低いという意見は多いです。
3級が役立つかどうかに関しては意見が分かれるとこですが、個人的には資産をアドバイスするような仕事だと3級では弱いかと。
(ちなみに2級だと合格率は40~50%)
ただFP技能士で得られる知識を活かせる業種というのは幅広いので、仕事によっては3級でも実務の面で役立つ資格と言えるでしょう。
詳しくはこちらの記事もどうぞ
「【FP(ファイナンシャルプランニング)技能士】の資格って役立つ?使える仕事や試験の内容など!」
ビジネス実務法務検定3級
画像引用:ビジネス実務法務検定 公式ページ
ビジネス実務法務検定とは、仕事を行っていく上で必要となる法律や法令に関しての知識を認定する資格です。
合格率は3級だと70%以上(2017年12月度)となっていて、難易度もそれほど高くないといった意見が多いです。
では役に立たないかというと、そんな事はありません。
近年コンプライアンスの意識も高まり、ビジネスマンにとって法律の知識は持っているに越したことはありません。
この資格は実用的な内容となっているので、企業活動のなかでも活かせる場面は多いんじゃないでしょうか。
詳しくはこちらの記事もどうぞ
「【ビジネス実務法務検定】の資格って役立つ?使える仕事や試験の内容など!」
色彩検定3級
画像引用:色彩検定公式サイト 公式サイト
色彩検定とは、色彩に関しての基本的や知識から組み合わせなど、色に関してのさまざまなスキルが身に付く資格です。
合格率は3級で70%を超える事が多いようです。
3級だけでカラーコーディネートするような仕事につけるかというと、それは難しいでしょう。
ただ色の知識というのは、
- ファッション
- ヘアメイク
- インテリア
- 広告
- 印刷
など、とても幅広い業種で必要となります。
感覚だけでなく体系的に学ぶことで、基礎の3級でも役立つ場面は多いでしょう。
詳しくはこちらの記事もどうぞ
「【色彩検定】の資格は役に立つ?立たない?使える仕事や難易度など!」
秘書検定3級
画像引用:秘書検定 公式ページ
秘書検定とは、秘書としての技能はもちろん、ビジネスマナーから上司の仕事をサポートするためのスキルなどが問われる資格です。
合格率は年度によっては60%を超えています。
内容としては社会人として当然知っているべき一般常識やマナーといったモノも含まれるので、これから就職活動を行う人にも役立つ、アピールになる、といった意見も多くみられます。
詳しくはこちらの記事もどうぞ
「【秘書検定】の資格って役立つ?使える仕事や試験の内容など!」
介護職員初任者研修
画像引用:介護員養成研修/厚生労働省
介護職員初任者研修とは、介護施設や在宅で介護を行うための基本的な知識が身に付く資格です。
名前のとおり、130時間の研修を行った上で1時間の修了試験が行われます。
こちらも合格率は公表されていませんが、研修をしっかり受講して復習などを行えば、ほぼ100%合格できる、といった意見が多いです。
では資格が役立つかどうかですが、介護職というのは資格がなくても仕事ができますが、仕事の範囲が制限されたり、何より資格を持っているといないとでは、仕事の理解度や精度も変わってきます。
求人数も多く就職、転職の際にも有利に働くので、持っていると非常に役立つ資格の1つといえるでしょう。
詳しくはこちらの記事もどうぞ
「【介護職員初任者研修】の資格って役立つ?使える仕事や試験の内容など!」
フォークリフト運転技能者
画像引用:公益社団法人 東京労働基準協会連合会
フォークリフト運転技能者とは、名前の通りフォークリフトを運転することができる資格です。
試験はほとんどの人が合格する、といっていいでしょう。
公開されていませんが、100%に近いと思います
。(もちろん落ちたという人もいるみたいですが)
仕事に活かせるかどうかは、働く職場によります。当然、倉庫や工場での勤務になれば活かせる場面は多いです。
詳しくは、各都道府県の労働局安全課、労働基準監督署、各都道府県の労働基準協会、陸上貨物運送事業労働災害防止協会などへ
通信講座を探すなら!
一括資料請求はもちろん、ユーキャンやヒューマンアカデミーなど90以上の講座を比較できる、 『BrushUP(ブラッシュアップ)学び』 通学講座も探せて、資料請求はもちろん無料! |
※ 資格を探すときにちょっと分かりにくいかもしれないので、資料請求の方法をまとめました。
「ブラッシュアップ学び」で通信講座の資料請求を行う方法と、このサイトの評判が高い理由。
通信講座についてはコチラの記事もどうぞ!