いろんな業種や職種の人から人気の高い色彩検定。
「名前は知ってるけど、実際に持ってたらどうなの?」
「役に立たないとか聞くけど…」
「色彩検定の仕事での必要性は?」
とか気になったりしてませんか?
色彩検定の内容やどんな仕事に関係してくるのか、また試験の難易度や詳細などについてです。
色彩検定とは?大まかな内容はこんな感じです。
色彩検定とは、公益社団法人色彩検定協会が実施する試験で、文部科学省が後援している公的資格となります。
読んで字のごとく、色に関するさまざまな知識などについての試験。
色彩検定は問われる内容で1級・2級・3級・UC級に分かれています。
色彩検定3級の内容
色に対する基本的でありながらも幅広い知識が問われます。
色の名前色の作り方色同士の相性など。
勉強したことがなければ専門知識などに苦戦するかもしれないけど、難易度自体はそれほど高くありません。
色彩検定2級の内容
仕事にも役立てる事ができるレベルになります。
3級の知識をベースにしながらも、それぞれに専門的な内容が付加されてます。
またより仕事(ファッション、インテリアなど)に実践的な知識も求められます。
色彩検定1級の内容
色のプロのための資格。
当然さらに専門的な知識が問われます。
色彩に関しての文化や色が目に見える仕組み、といった内容もかなり詳しい知識が問われるし、ファッションやインテリアのより深い知識はもちろん、ユニバーサルデザインなどにまで広がります。
イメージ別の配色法などによって、プランニングできる能力が必要。
1級には実技を含む2次試験があります。
UC級とは
2018年12月から、UC級という新しい級も新設。
UCとは「色覚の多様性に配慮した、誰もが見やすい色使い」という意味で、色の判別が難しい人や、見るという機能が衰えていく高齢者にも配慮した色使いや配色についての知識が求められます。
公式サイトに内容についての説明が載ってます。
「UC級とは/色彩検定公式ぺ―ジ」
色彩検定はこんな業界・仕事で役立つ、活かせる!
色彩検定を使える仕事にはこんなのがあります。
ファッション・アパレル
もともとが服飾関係の団体による資格で、ファッション系の仕事に強いといわれています。
- ファッションコーディネーター
- アパレル販売員
- メイクアップアーティスト
- ネイリスト
インテリア
住空間での色彩の組み合わせは、重要な意味を持ちます。
- インテリアコーディネーター
- インテリアデザイナー
- インテリアプランナー
- 建築士
- 家具販売員
広告・印刷業
広告物の作成には、当然色彩の知識は必要になってきます。
- Webデザイナー
- グラフィックデザイナー
- DTPデザイナー
- DTPオペレーター
色彩検定は役に立たない?
ネットを見てると、「色彩検定は役に立たない」「意味がない」といった意見も見られますが実際にはどうなんでしょう?
職場によって変わってくる
就職活動などで採用される場合に、相手先の企業が優遇するかどうかは、業種や職種、さらには採用担当者の考え方にもよります。
「ウチの仕事には不要」と考えるか、もし不要だとしても「仕事に対しての意欲があり」と考えるか。
就職や転職のために考えているなら、仕事先のリサーチが必要。
自分が必要性を感じるかどうか
もう一つは自分が資格に対してどう考えているか、必要性を感じるかどうかです。
もし資格自体が評価されなくても、自分を向上させる為の手段と考え、なおかつ色に関係している業種であれば、この資格の知識がまったく役に立たないという事はないでしょう。
色に関しての知識が学べるのは間違いないので。
「色彩検定は役立つ」という意見
そうはいってもまったく参考にできる意見がないのも判断のしづらいところ。
すでに資格を取っている人の意見をまとめてみました。
- 「色彩検定により資格手当が増えた」
- 「知識をいかしたネイルでお客様から満足してもらっている」
- 「服飾の製作にとても役立つ」
- 「色についての専門知識を必要とする分野が増えてきている」
- 「公的な資格なのでわりと認知度が高い(関連分野では)」
- 「仕事に直接役立ってないかもしれないけど、普段の生活で使ってる」
「色彩検定は役に立たない」という意見
- 「この資格だけで採用が有利になった感じはない」
- 「色彩検定だけでプロとして仕事をしていけるわけではない」
- 「ファッション系以外では少し弱い」
- 「3級くらいじゃ仕事にはあまり使えない」
そもそも、この資格があれば仕事をやっていけるという事ではなく、「関連するいろんな仕事の質を向上させる」という意味合いが強いので、この資格を持っているだけでは役に立たないという意見が多いのも、当然といえば当然です。
ちなみにバッグで有名なサマンサタバサでは、全社員が色彩検定を受けられる制度を作って、販売力やカラーコーディネートの能力を向上させようとしているそうです。
上にも書きましたが、資格というのは自分を向上させる、という側面もあるので、一歩踏み出すという意味ではチャレンジしてみるのもいいかも。
色彩検定の難易度は?
色彩検定の難易度に関しては、「3級と2級は簡単に取れる」という意見がある一方、2級から難しくなる、という指摘も。
そりゃあ、一発で2級を合格した人からすれば簡単に感じるかもしれませんが、通信講座などのサイトでも、3級と2級の間には開きがある、というトコもあるので、やっぱり難易度はそれなりに上がると考えた方が良さそうです。
(結局どれだけ勉強したか、そしてどれだけ大変と感じたかによりますが)
下の合格率を見てもらうとわかりますが、当然のことながら1級はそれ以上に難易度があがります。
勉強時間でいうと、
- 3級:数週間から1ヶ月程度
- 2級:1~3か月程度
- 1級:3か月~
といった意見がいくつかみられました。
当然、期間に関しては1日にどのくらいの時間をかけられるのかによって変わってきます。1級に1ヶ月の勉強で合格したという人もいるみたいなので。
おおよその目安として考えてください。
色彩検定の試験内容
試験の概要や問題
- 3級:マークシート方式
- 2級:マークシート方式(一部記述式)
- 1級:1次試験・マークシート方式(一部記述式)
2次試験・記述方式(一部実技) - UC級:マークシート方式(一部記述式)
1級から3級に関しては、公式サイトに検定試験出題例があります。
1級、2級、3級それぞれの内容や、試験の雰囲気が分かると思います
合格率
- 1級:45.0%
- 2級:77.6%
- 3級:76.3%
- UC級:87.3%
(2020年度)
1級になると極端に合格率が下がります。
受験資格
特になく、だれでも受験できます。
試験日
- 2級・3級:6月と11月
- 1級:11月
- 1級2次・UC級:12月
(2018年度の予定)
試験会場
全国各地
受験料
- 3級:7,000円
- 2級:10,000円
- 1級:15,000円
- UC級:6,000円
※各内容については、記載時点での情報となります。
必ず公式ホームページなどでご確認ください。
お問い合わせ先
〒100-0011
東京都千代田区内幸町1-1-1帝国ホテル本館6F
色彩検定についてのまとめ
色彩検定は幅広い業界で役立つ可能性を秘めた資格。チャレンジしてみる価値はあります。
勉強方法としては
- 独学
- 通信講座
- 通学
が考えられます。
色彩検定では、独学で試験に合格したという人は結構います。参考書もAMAZONとかで探せるので。
なかなか集中できない、効率よく勉強したい、という人なら通信講座を利用するのも。空いた時間でできるのも良いところ。
あと時間の都合が付くなら、通学講座を利用するという手もあります。勉強時間を確保する事になり、教えてもらいながら学ぶことで頭にも入りやすくなります。
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