「ビジネスマナーを学びたいけど、どうしたらいい?」
「就活なので何か資格を取得したい!」
こんな悩みを持ってる人は多いんじゃないでしょうか。
そんな人に人気があってメジャーな、マナー系の資格といえば「秘書検定」。
「名前は聞いたことがあるけど、どんな資格?」という人のために、資格の内容や実際に役立つのか、資格試験の概要などについて調べてみました。
秘書検定とはこんな資格!
秘書検定とは、正式な名称を「秘書技能検定試験」といい、公益財団法人実務技能検定協会が運営している民間資格です。
職場での常識から秘書としての役割まで
秘書検定の内容としては、職場で最低限必要となる一般常識やマナーから、秘書としての職務知識、上司をサポートするための技能などを問われる検定となっています。
学生や社会人経験の浅い人から現役の秘書の人まで、幅広い知識やスキルが問われる資格となっています。
文部科学省後援
秘書検定は文部科学省が後援しているビジネス系検定1つで、マナー系の資格としての知名度は抜群です。
ちなみにビジネス系検定には他に
- 「サービス接遇検定」
- 「ビジネス実務マナー検定」
- 「ビジネス文書検定」
- 「ビジネス電話検定」
があります。
能力に応じた4つのレベル
秘書検定はその能力に応じて、3級・2級・準1級・1級の4つのレベルがあります。
それぞれの級で必要な技能としては、次のようなレベルとなっています。
3級
基本的な職場での常識を持っていて、秘書としてどのように対応すればいいのか理解できるといったレベル。
2級
上司の手助けをするために優先順位を考えて動けるレベル。
準1級
上司からの相談を受けたり後輩への指導をしたりといった中堅クラスの秘書レベル。
1級
上司の仕事を常に理解し、先を読んで動ける上級の秘書レベル。
(参照・参考ページ「各級位において期待される技能の程度(難易度)/秘書検定」)
秘書検定の資格が活かせるのはこんな仕事!需要や役立つ業界
秘書検定という名の通り幅広い業界で秘書として、あるいは上司をサポートする仕事において、スキルを発揮できる資格といえます。
また職種の面でも資格試験の内容から考えると、もちろん秘書だけじゃなく、事務職全般でも必要となる知識といえます。
(大きなくくりでいうと社会人全般に必要な知識であり、仕事でそのスキルを役立てる事ができます)
具体的にどんな仕事で評価されるかというと、求人サイトなどで「秘書検定優遇」といった求人を見たらわかるんですが、
- 秘書
- 経理事務
- 一般事務
- 医療事務
- 受付案内
- 労務
などなど。幅広い職種で評価されている事がわかります。
秘書検定の資格は役に立たない?
特に民間の資格検定などでは、必ずといっていいほど「この資格は役に立たない!」といった意見を見かけます。
秘書検定は実際にどうなのか、いくつか意見をまとめてみました。
この資格は役立つ!という意見
まずは肯定的な意見から。
- 秘書を目指すならチャレンジするべき資格
- 社会人としての知識を持っている証明になる
- 気配りなど秘書としての資質をアピールできる
- マナーに関する自分の知識やスキルの確認に使える
- 就職や転職の活動が有利になる
この資格は役立たない!という意見
そして否定的な意見です。
- 社会人として知っていて当然の内容が含まれるので意味がない
- 資格を持っていれば仕事ができる、といった資格ではない
- 2級から3級ではまったく評価されない
- 少しでも評価されるのは新卒の時くらい
この秘書検定を持っていることで、「なにか特別な仕事をこなす事ができるという資格ではない」といった内容の意見がいくつかありました。
たしかにビジネスマナーや接遇などに対する内容が多いので、社会人としてのマナーや一般常識を得るための資格、という側面はあるでしょう。
ただし、それらは社会人としては必須の知識なのは間違いありません。
特にこれから社会に出る人や社会人経験の少ない人にとっては、有効な資格といえるんじゃないでしょうか。
実際に、その点では役に立つといった意見がたくさんありました。
もちろん上位の級について学ぶことで、秘書やサポート業務に必要な知識やスキルも得られるでしょう。
秘書検定の難易度
内容に社会人としての一般常識が含まれるので、社会人経験があるかどうかで人によって難易度はかなり変わってくるかもしれません。
ただ資格試験としてはそれほど難しい方ではありません。
勉強時間としては、2級や3級なら2週間から1か月といった意見が多いようです。
ただし準一級からは面接試験があるのでしっかり対策したいところ。
準1級と1級の面接試験に関しては、「1級・準1級の面接試験の内容や受け方について」(リンク先の右側にあります)でしっかり確認しておきましょう。
合格率はこの下に書いてあります。
秘書検定の資格試験内容
試験内容
試験方法
- 3級:筆記試験(マークシート方式の理論とマークシート方式+記述式の実技)
- 2級:筆記試験(マークシート方式の理論とマークシート方式+記述式の実技)
- 準1級:筆記試験(マークシート方式+記述式で理論と実技)と面接試験
- 1級:筆記試験(記述式で理論と実技)と面接試験
出題内容
- 必要とされる資質
- 職務知識
- 一般知識
- マナー・接遇
- 技能
となっています。
合格率
- 1級:30.0%
- 準1級:39.9%
- 2級:64.1%
- 3級:81.9%
(令和2年11月度 実績)
受験資格
制限ありません
試験日
6月・11月・2月
(2月は2級と3級のみ(2018年度))
試験会場
全国各地
受験料
- 1級:6,500円
- 準1級:5,300円
- 2級:4,100円
- 3級:2,800円
※各内容については、記載時点での情報となります。必ず公式ホームページなどでご確認ください。
お問い合わせ先
公益財団法人 実務技能検定協会
〒169-0075
東京都新宿区高田馬場1-4-15
TEL:03-3200-6675
FAX:03-3204-6758
秘書検定のまとめ
秘書検定に関しては秘書を目指す人が受験するのはもちろんなんですが、社会人としてのマナーを身につけたい、といった流れになっています。(就活に向けた学生など)
実際に「就職試験の面接でもアピールできる」といった意見はかなり見られました。
勉強方法としては、下の級ではテキストや過去問を使った独学という人も結構みられました。
ただ上位の級で面接があるので、あるいは今後社会人として必要な知識ということで、通信講座やスクールを利用してしっかり学んだ方がいいかも、という意見もありました。
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