「介護の業界で働くのに必要な資格はある?」
「1番介護の資格で簡単なのは?」
高齢化が進む日本で成長が期待できるといえば介護業界。そんな介護に関わる資格の1つが「介護職員初任者研修」です。
この資格がどこで使えるのか、役に立つのか、資格試験の内容などについてみていきます。
介護職員初任者研修とはこんな資格!
介護職の基本となる資格
介護に関する資格というと、他にも
- 介護福祉士実務者研修
- 介護福祉士
- ケアマネージャー
- 社会福祉士
- 介護事務管理士
- 福祉住環境コーディネーター
- 福祉用具専門相談員
など関連する資格まで入れると、かなりの種類があります。
そんななかで現場での介護業務に関する基本的な資格が「介護職員初任者研修」になります。
もともとホームヘルパーという資格が1~3級までありましたが、介護保険の法律変更にともない廃止され、試験が新しくなりました。
介護職員初任者研修は、ホームヘルパーでいう2級に相当する資格となっています。
(1級は実務者研修に相当します)
取得には研修の受講と修了試験
資格の取得には、
- 130時間の講習
- 1時間の修了試験
で資格の取得が可能です。
以前のヘルパー2級では、30時間の施設での実習が必要で講習終了によって資格の取得となっていたのが、施設実習が無くなった代わりに修了試験が必要となりました。
資格なしでも求人はあるけど
介護職員として働くのに、「資格不要」といった求人も数多く見かけます。
ただ実際に働くとなると、「最低限の知識を持ってないと自分の仕事で困るし、周りにも迷惑がかかる」といった意見もあります。
求人はあるけども、介護職員として働くならほぼ必須の資格といえそうです。
介護職員初任者研修の資格が使えるのはこんな仕事!需要や役立つ職場
介護職員初任者研修が活躍できる場としては、
- 特養・老健などの介護施設
- 訪問介護事業所
- デイサービス
- 病院
など、幅広い職場が考えられます。
介護職員初任者研修の資格は役に立たない?
資格に関しては必ず「役に立つ」「役に立たない」といった意見が見られます。
介護職員初任者研修について、どんな意見があるのかをまとめてみました。
この資格は役立つ!という意見
まずは資格取得に対してのメリットを。
- 「持っていないと話にならない」
- 「高齢者との接し方が学べる」
- 「資格手当がつく」
- 「求人数がとにかく多い」
- 「将来性が高い」
この資格は役立たない!という意見
そして否定的な意見です。
- 「持っていても収入に変化がない」
色々と資格について調べていますが、この資格ぐらい「役に立たない」「取っても無駄」といった意見が少ないのも珍しいんじゃないでしょうか。
メリットについてはかなりの意見が見つかりましたが、否定的な意見が極端に少なく、役立つ場面の多い資格といえます。
介護職員初任者研修の資格試験の概要
試験内容
内容としては、130時間の講習と1時間の修了試験になります。
研修科目
1.職務の理解(6時間)
2.介護における尊厳の保持・自立支援(9時間)
3.介護の基本(6時間)
4.介護・福祉サービスの理解と医療との連携(9時間)
5.介護におけるコミュニケーション技術(6時間)
6.老化の理解(6時間)
7.認知症の理解(6時間)
8.障害の理解(3時間)
9.こころとからだのしくみと生活支援技術(75時間)
10.振り返り(4時間)
修了試験
筆記試験(1時間)
難易度
下に書いてるように合格率は公表されていませんが、修了試験の難易度はとても低く「講習の内容をちゃんと勉強すれば合格できる」といった意見がとても多いです。
「試験の合格率は100%に近い」といったのもよく見かけます。
合格率
非公表
受験資格
制限はありません
試験会場・試験日・受験料
各都道府県、実施事業者によって異なるので、それぞれお問い合わせください。
※各内容については、記載時点での情報となります。必ず公式ホームページなどでご確認ください。
お問い合わせ先
各都道府県、市町村の担当課および研修の実施事業者
介護職員初任者研修のまとめ
まず介護業界の将来性が高いこと。
そして
- 資格取得のプラス面が多い
- 取得までの期間が短い
- 難易度が低い
といった事を考えると、コスパも高い間違いなく役立つ資格といえます。