「資格を探してるんだけど、安定した評価が得られるのはどんなの?」
せっかく役に立ちそうだと思って資格をとっても、将来評価が低くなるのはもったいない!
ということで、今後も安定して評価されそうな資格にはどんなのがあるのか、について考えてみました。
「安定した評価が受けられる資格とは?」選び方のポイントについて考えてみました。
そもそも「ずっと安定」はあり得ない
資格というのは仕事ができるかどうかを証明するためのものなので、その仕事が安定していないと資格の評価も低くなります。
そしてずーっと安定しているであろう仕事というと、強いて言えば公務員とかお医者さんくらいじゃないでしょうか。
国のための仕事は無くならないし、高齢化が進むなか病気の人も無くならないし。
「弁護士さんとかだと一生安定なんだろうなぁ~」と思ってましたが、司法制度が変わって数が増え、現状では人が余っていて資格を持っていても年収が300万円を切っていたり、といった事もあるようです。(もちろん人によります)
つまり、景気の波もあり業界の好不調もあるので「ずっと安定」というのはなかなか難しいし、ほとんどの資格で分からないというのが実際のところでしょう。
ただそんな中でも、まだ将来的に安定してそうかなぁ、と感じる資格の種類がどんなものかについて、ちょっと考えてみました。
業界に将来性があるかどうか
まず未来永劫安定という事はないにしても、それなりの安定が続くためには、業界の将来性は資格の需要に大きく関わってきます。
「将来なくなるのでは?」といわれてる仕事の資格に安定を求まるのは厳しいという事は言うまでもないでしょう。
独占業務があるかどうか
弁護士や医師など、その資格をもったいないと業務自体を行ってはダメな資格を業務独占資格と言います。
そんな独占業務がある資格というのはけっこう数が多く、有資格者が必ず必要となるので他の資格よりも安定しやすいということは言えるでしょう。
「弁護士の人でも厳しい人はいる」といっても大半の人は安定してるでしょうし。
現時点での取得人数が少ない
これに関しては、
- 需要がある
- 稼げる
といった情報が増えると、みんなが取得を目指して飽和することも考えられるので微妙です。
が、すでに飽和してるとされる資格の場合、需要と供給のバランスが崩れている可能性は考えるべきでしょう。
設置の義務があるかどうか
これは、その業界で働いてないと知らない場合も多いんですが、仕事のなかには事業所レベルや作業人数に応じて、必ず有資格者を置いとかないとダメ、といったものがあります。
その場合、事業を行うためにその資格を持ってる人を必要とする会社があるわけで、資格の安定性は上がると言えるかもしれません。
今後も安定してそうな資格7選!
そんな感じで、安定して評価が得られるのかなぁ、と感じる資格をいくつかあげてみました。
- 法律が変わった
- 業界の仕組みが変わった
- 規制が変わった
などで需要が大きく変わることはあるでしょうが、それを言い出したら何も選べなくなるので。
宅地建物取引士
画像引用:宅地建物取引士試験 公式ページ
宅建士と略される宅地建物取引士は、不動産の売買や賃貸などの契約時に、お客さんに内容の説明をしたりする仕事、資格となります。
その契約時の内容を重要事項といいますが、それをお客さんに説明したり書類に記名したりするのは宅地建物取引士にしかできない独占業務となり、また事業に従事する人数に応じて設置義務もあります。
取得してる人は多いんですが、需要の高い安定した資格と言えるんじゃないでしょうか。
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「【宅地建物取引士】の資格って役立つ?使える仕事や試験の内容など!」
衛生管理者
画像引用:安全衛生技術試験協会 公式ページ
衛生管理者とは、
- 労働環境の管理
- 労働者の安全確保
- 労働者の健康管理
- 労働災害の予防・対策
といった仕事を行うための資格です。
各事業所は労働者の数に応じて配置義務があり、企業から求められる資格という意味で、安定した需要のある資格と言えるでしょう。
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「【衛生管理者】の資格って役立つ?使える仕事や試験の内容など!」
管理業務主任者
画像引用:マンション管理業協会 公式ページ
管理業務主任者とは、マンションの管理組合から委託されたマンション管理業者が、契約に関しての説明や運営に関しての報告を行うために必要な資格です。
管理会社は、契約している管理組合の数に応じて有資格者の設置人数が定められています。
さらに管理委託契約の重要事項の説明や書類への記名、押印といった業務がこの資格を持っていないとできない独占業務にもなっているので、マンション管理会社では安定した評価が得られる資格となっています。
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「【管理業務主任者】の資格って役立つ?使える仕事や試験の内容など!」
危険物取扱者
画像引用:危険物取扱者試験 公式ページ
危険物取扱者とは、法律で定められた危険物取り扱いやその立ち会いのために必要な資格で、危険物の種類によって必要な資格が分かれています。
この資格も危険物を取り扱う施設などでは必ず置かないといけない必置資格であり、危険物の量にもよりますが取り扱いが独占業務となります。
有資格者が必要なため、そのような事業所や施設では安定した評価を得られる資格といえるでしょう。
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「【危険物取扱者】の資格って役立つ?使える仕事や試験の内容など!」
ここからは業界の将来性が見込まれる介護、福祉の分野に関する資格です。
ケアマネージャー
画像引用:介護支援専門員/厚生労働省
ケアマネージャーとは、正式な名前を介護支援専門員といい、介護が必要な人やその家族の相談にのり、最適な介護サービスを受けられるよう提案する、といった仕事になります。
介護や福祉の業界というのは将来性の高い成長産業と言われています。その中でも上位に位置するケアマネージャーは、安定した資格といっていいでしょう。
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「【ケアマネージャー】の資格って役立つ?使える仕事や試験の内容など!」
社会福祉士
画像引用:社会福祉士 公式ページ
社会福祉士とはソーシャルワーカーとも呼ばれますが、身体や精神、経済的に負担のある人からの相談を受け、福祉サービスを提供する資格となります。
ケアマネージャーが介護保険に関わる仕事が中心となるのに比べ、社会福祉士は福祉全般の幅広い範囲に携わる、といった違いがあります。
高齢者の介護の現場だけでなく、
- 児童福祉施設
- 障害者支援施設
- 母子支援施設
- 生活保護施設
など、かなり幅広い福祉の業務に携われるので、つぶしが効くという意味でも安定した資格と言えるでしょう。
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「【社会福祉士】の資格って役立つ?使える仕事や試験の内容など!」
介護福祉士
画像引用:介護福祉士 公式ページ
介護福祉士とは介護に関する専門家として、実際に介護を行うだけでなく介護計画の作成や家族、本人からの相談に関してアドバイスしたり、といった業務を行います。
ホームヘルパー(現在では介護職員初任者研修や、実務者研修に変わっています)と比べると、業務内容に大きな差はないとも言われます。
ただ責任者や指導する立場になる場合も多く、国家資格という事もあって資格手当てがついたり評価が違ってくることも。
安定という意味では、介護系であれば転職などでも非常に役立つ資格といえます。
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「【介護福祉士】の資格って役立つ?使える仕事や試験の内容など!」
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