【証券アナリスト(CMA)】の資格って役立つ?使える仕事や試験の内容など!

証券アナリストは役立つ 金融系資格

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「証券アナリストってどんな資格?」
「持ってると役に立つ?」

いかにも難しそうな名前のこの資格。どんな資格なのか、なんとなく想像がつくものの具体的な内容は分かりにくくないですか?

証券アナリストがどんな資格なのか、活かせる仕事はどんなものか、実際に役に立つのかなどについて書いてみました。




証券アナリストとはこんな資格!

証券アナリストとは、公益社団法人 日本証券アナリスト協会が認定している民間の資格になります。

証券アナリストとはこんな仕事

まずは証券アナリストの資格についての前に、証券アナリストという仕事について簡単に説明しておきます。

証券アナリストとは、企業の財務や業績を分析し、証券を評価して投資の価値があるかどうかを投資家にアドバイスしたり資料を作成する、といった仕事を行うまさに投資の専門家といえます。

投資家は自分で情報を集めるだけではなく、そんな投資のプロである証券アナリストの意見や作成されたレポートも判断基準として取引を行います。

日本証券アナリスト協会が認定している資格

そんな証券アナリストとしての能力やスキルを認定する資格が証券アナリスト資格(CMA)であり、日本証券アナリスト協会が試験を実施しています。

証券アナリストとして働く上で、この資格が必須というわけではありません。

ただし社会的な信頼度は上がるし、分析や評価に関するスキルの証明にもなります。

講座の受講が必要

証券アナリストの資格試験は、第1次レベルと第2次レベルに分かれています。

それぞれのレベルの試験に合格する必要があるんですが、この資格の大きな特徴としては試験を受ける前に講座を受講する必要があります

それぞれのレベルを受ける前に講座を受講し、第1次レベルなら受講後6回の試験、第2次レベルなら受講後3回の試験で合格する必要があります。

ちょっとややこしいんですが、詳しくは

第1次レベル|試験に備える・申し込む
第2次レベル|試験に備える・申し込む

をどうぞ。

実務経験が必要

そして試験に合格すれば証券アナリストの資格を取得できる、という訳ではありません。

合格後、証券分析業務といった仕事の実務経験を3年以上行っている事を認定されたら、取得できます。

証券アナリスト資格が使えるのはこんな仕事!需要や役立つ業界

証券に関しての分析や評価の専門家という事で、役立てられる業界としては

  • 証券会社
  • 銀行
  • 投資信託会社
  • 保険会社
  • コンサルティング会社

といった会社が考えられますが、財務に対しての知識などを生かして一般企業での

  • 財務担当
  • 経理担当
  • IR担当(投資家向けの広報)

といった業務にも活かせます。

証券アナリストの資格は役に立たない?

では証券アナリストの資格が役に立つかどうかですが、いろんな意見をまとめてみました。

この資格は役立つ!という意見

まずは好意的な意見から。

役立つ!

  • 関連業界での転職に役立つ
  • キャリアアップにつながる
  • 金融機関での評価が高い
  • 経理やIRといった部門でも役立つ

この資格は役立たない!という意見

そして否定的な意見。

役立たない!

  • それだけで就職や転職が決まるというほどではない
  • 資格よりも実務経験
  • 投資に役立つという訳ではない

「資格だけで仕事はできない」といったのもありましたが、おおむね好意的な意見が多かった印象。

なかには「持っていて役立つというよりも、それくらい持っていないと話にならない」といったものも。

全体的に取得している事に対しては、関係する業界なら肯定的な意見が大半で、「持っていてもまったくの無駄」という意見はとても少なかったです。

証券アナリストの資格試験の概要

試験内容

試験は

  • 第1次レベル
  • 第2次レベル

に分かれています。

証券アナリストは通信講座を受講後に試験を受けるシステムになっていて、2次レベルの合格後、3年の実務経験を経て資格の取得が認められます。

出題範囲としては、

第1次レベル

  • 証券分析とポートフォリオ・マネジメント
  • 財務分析
  • 経済

第2次レベル

  • 証券分析とポートフォリオ・マネジメント
  • コーポレート・ファイナンスと企業分析
  • 市場と経済の分析
  • 職業倫理・行為基準

難易度

難易度としては、資格試験のなかではそこまで難しくもない中程度といった意見が多い印象。

勉強時間でいうと、150~300時間、1日の勉強時間にもよりますが、期間でいうと3か月程度といった意見がいくつか見られました。

合格率

  • 第1次レベル:53% (2019年度)
  • 第2次レベル:45% (2019年度)

受験資格

講座を受けた人
(第2次の講座は第1次を合格した人のみ)

試験日

  • 第1次レベル:春・秋の2回
  • 第2次レベル:6月

試験会場

国内9会場東京・大阪・名古屋・札幌・仙台・金沢・広島・松山・福岡

海外3会場ニューヨーク・ロンドン・香港

受験料

第1次レベル
証券分析とポートフォリオ・マネジメント:6,200円
財務分析:3,100円
経済:3,100円

第2次レベル
8,200円
(講座の受講料は別になります)

 


※各内容については、記載時点での情報となります。必ず公式ホームページなどでご確認ください。

お問い合わせ先

公益社団法人 日本証券アナリスト協会 教育運営部
〒103-0026 東京都中央区 日本橋兜町2-1 東京証券取引所ビル5階
TEL:03-3666-1511

証券アナリストのまとめ

金融関係以外の業界で役立つかどうかという点については、意見が分かれるところみたいですが、「証券会社はもちろん金融関係の仕事では役立つ」といった意見が大半でした。

民間の資格なんですが講座の受講や実務経験を必要とするため、企業側からの評判も良い資格といえそうです。

 

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