「ビジネスコンプライアンス検定とは、どんな資格なんだろう?」
「どんな仕事に役立つんだろう?」
企業の不祥事などで近年聞く機会が増えているのがコンプライアンスという言葉。法令順守と訳されますが、そのコンプライアンスに関しての資格が「ビジネスコンプライアンス検定」です。
この資格がどんな資格で、どういった仕事に役立つのか、資格試験の難易度や概要についてみていきます。
ビジネスコンプライアンス検定とはこんな資格!
ビジネスコンプライアンス検定は株式会社サーティファイが行っている民間の資格検定です。
コンプライアンスに関する知識を認定
コンプライアンスを簡単にいうと、「法律はもちろん会社内での規則を守るとともに社会的なルールも守って行動しましょう」といったところでしょうか。
そんな現代でビジネスを行う上で必要となるコンプライアンスに関しての知識を、
- 法律
- ビジネス上での価値の判断
- 意思を決定する基準
といった面から認定する試験となっています
レベルに合わせた資格検定
ビジネスコンプライアンス検定には、レベルに合わせて
- 初級
- 上級
という試験が用意されています。
一般社員や初級管理職といった経験の浅い社員は初級から、部門の管理者やコンプライアンス担当者は上級の試験を、といった受験方法が可能です。
BASIC WEBテストもあり
ビジネスコンプライアンス検定には、上にあげた初級、上級試験の他にも前段階として
- BASIC WEBテスト
が用意されています。
新入社員やパートスタッフ、学生などを対象としていて、得点に応じてレベルを3段階(レベルA・レベルB・レベルC)で認定します。
ビジネスコンプライアンス検定が使えるのはこんな仕事!需要や役立つ業界
コンプライアンスという事でいうと、業界問わずに必要な知識となっているので、どんな企業でも資格取得によって得られる知識は活かせるんじゃないでしょうか。
職種でいうと、
- 法務
- 人事
といった部署で特に必要となる知識なのはもちろんですが、管理職など仕事上の立場によって必要度、役に立つ度合いというのは変わってきます。
ビジネスコンプライアンス検定は役に立たない?
どんな資格でも役に立つ、立たないといった意見が見られますが、この「ビジネスコンプライアンス検定」はどうなんでしょう。意見をまとめてみました。
この資格は役立つ!という意見
まずは役に立つ、といったポジティブな意見から。
- 企業法務に役立つ
- 上級であれば就職や転職でのアピールになる
- コンプライアンスに関する法律や事例を学ぶ事ができる
この資格は役立たない!という意見
そして、ネガティブな意見も。
- 持っていたら就職に役立つ、といった資格でもない
- 知名度が低い
就職や転職活動に役立つかどうかに関しては、立場も変われば意見も変わるようで相反する意見がありました。
ただ資格試験の内容に関しては「企業活動における法務での業務に役立つ部分は多い」といった肯定的な意見がいくつか見られました。
ビジネスコンプライアンス検定の資格試験の概要
試験内容
初級と上級があります。
初級
多肢選択問題の筆記試験
- コンプライアンスに関する基礎的な知識
- コンプライアンスに関連する基本的な法律知識
- ビジネスシーンにおける健全な価値判断基準
上級
多肢選択問題と記述式の筆記試験
- コンプライアンスに関する実践的な知識
- コンプライアンスに関連する高度な法律知識
- ビジネスシーンにおける高度な意思決定基準
難易度
難易度としては高くなく、資格試験の中では簡単な方という意見が多いです。
ただし上級の記述式問題が難しいという意見も。
公式サイトでのっている勉強時間の目安は、
- 初級 20時間
- 上級 40時間
となっています。
合格率
初級・上級で70.9%
(2019年度)
受験資格
制限ありません
試験日
8月・2月
試験会場
札幌、仙台、東京、横浜、新潟、静岡、名古屋、大阪、広島、福岡
受験料
- 初級:5,500円
- 上級:8,000円
※各内容については、記載時点での情報となります。必ず公式ホームページなどでご確認ください。
お問い合わせ先
株式会社サーティファイ 認定試験事務局
東京都中央区日本橋茅場町2-11-8 茅場町駅前ビル
TEL:0120-031-749
ビジネスコンプライアンス検定のまとめ
社会的な背景とともに重要度が増しているコンプライアンスに関する資格試験という事で、「得られる知識は実務で役立つ」といった意見がいくつか見られました。
試験勉強に関しては、独学で合格したという人が多いようです。
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